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2012年10月27日 (土)

ポールシフトの起こり方


先日、仏独地球科学研究チームが米国科学アカデミー紀要ピーナスに新知見を発表した。

 それによると、大西洋からインド洋における
地磁気の変動が、
そのエリアにおける重力変動と相関しており、
それはさらに、地球深部の外核(流動性鉄成分)の対流変化と相関していることが、
衛星観測によって初めて解明できたという。

磁気変動図


つまり、地球外核における液体鉄の質量移動によって重力の微細かつ急速な変動が起こっており、
その様子は地球磁場の変動とも関連しているということになる。

以前の記事で、外核は上層と下層に分かれていて、内部には対流があり、
その対流が停止することで地磁気が消滅し、
逆方向に対流し始めると、地球磁場の反転が起こるという説をご紹介した。
「地球のコア内部対流が静止する日」

 今回の発見が、即、ポールシフトと関連するかというと、あまり有意なパラメーターにはなりそうもない。

なぜなら、
ルース・モンゴメリー著
「来たるべき世界」のなかで、地球外生命体からの情報として以下のように述べているからだ。

南北極の氷が最高度に蓄積され、
その不均衡が地球のスリップをもたらした時にシフトは起こる。


我々の予見では、彗星や星体との衝突が地球のスリップの一因ではない。

シフト直前には上下に揺れる地震がはじまり、計測機器によってその揺れを記録することは可能だろうが、
一連のことがまばたきする間ともいえるくらい、あまりにも急に起こるだろう。

次のシフトの時期が熟しすぎているため、人間の力でそれを防ぐ方法はない

 つまり、実際にポールシフトが起こる時は、
上記の衛星計測でたとえ未知の変動を捉えたとしても、
予兆と気づく前にシフトが起こってしまうということになるのだろう。
 
 南北両極の氷が不均衡に蓄積するか、
もしくは両極の氷が急激に消滅することが、

結果として地軸のバランスを崩して瞬時にポールシフト現象を引き起こす、
というのが真実らしい。

 それが何時になるかは、氷の溶け次第となる。

(ポールシフトの結果についてはまたの機会に)

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